たっちー の ひとりごと

今昔の思い出や、心に残った事を書き留めていきます。

3匹の猫とチビ太

数年前、マンションの自転車置き場に3匹の猫が住み着いていました。寒い冬の時期でしたから、かごの中に住んでたのですが、かごが覆われている自転車を選んで寝泊りしていました。家族でもなく、3匹が同じかごにいるのは珍しいと思います。この3匹は大変仲が良く、昼間はどこかに行っているのですが、夜になるとこの自転車置き場に帰って来て、かごで寝るのです。近くに行っても逃げることなく、人なつっこい猫たちです。帰宅すると、必ず猫たちがいるので、だんだん仲良くなっていきました。餌を買って帰ってきたり、水を買ってきたりと、かわいがるようになりました。もともと、猫は好きではありませんでしたが、彼らのおかげで大好きになってしまいました。本当は餌をあげてはいけないのですが、かわいくてかわいくてずっと餌をあげていました。

半年ぐらい経ったある日、3匹の猫がいなくなりました。探し回ったのですが、みつかりません。そうしている中、1匹がマンションの前で死んでいました。ほかの2匹は行方がわかなないままです。

 

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しばらくして、また1匹の猫がすみつきました。チビ太と名付けてまたかわいがりました。この猫は、またさらになついて毎日僕が帰ってくると、エンジンの音でどこからともなくお迎えにきます。駐車場でお座りして待っているのです。僕が車から出てくるまでずっと待っています。車内で電話をして長い時間出てこないと、呼びにきます。毎日チビ太と遊んでいたのですが、ある日チビ太も忽然と姿を消すのです。その時は毎日近所を探し回りました。どこかで生きていればいいなとずっと思っています。

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